『ロック・ミュージシャンの鏡』にはキビシイ2000年代 [ロック]
ピート・ドハーティがドラッグを克服するためのリハビリ施設にスーパーモデルのガールフレンド、
ケイト・モスに付き添われチェック・インしたという嬉しいニュースがありました。
「このまま、すっかりクリーンになってリバティーンズ再結成なんてなったら嬉しすぎっ」と、
たぶんあり得ないであろう想像をしながら喜んだのもつかの間、
今月のはじめくらいに、ピート・ドハーティがドラッグを打っている映像がネット上で流されました。
年明けにタイでケイト・モスと入籍はしないまでも、結婚式のようなセレモニーをした二日後に、
街で出会ったファンの女の子のホテルに行き、そこでドラッグを打ったりした様子を、
その女の子に撮影されていたようです。かわいそうに。
この映像を少し見ましたが、ずっとは見ていられませんでした。
しかも「この世に女の子がケイトだけだったとしても、オレは彼女と結婚なんてしないよ。彼女のパラノイアは酷すぎるからね。」と言ったらしいです。
それで、ケイトはピートを捨てたとか、やっぱりくっついたとか、
捨てられたピートは泣きじゃくり自分の母親に電話をし、母親は
「ケイトに捨てられたら、ピートは混乱して本当に死んでしまう!」とケイトに警告したとか・・・等々。
UKニュースサイトではいろいろ報道されています。
せっかくリハビリ施設に入ったのに、なんという始末。。。
うちの兄は「ロック・ミュージシャンの鏡だな~。」なんて感心していましたが。
6,70年代にはこういった破天荒なミュージシャンは少なくなかったけれど、
21世紀の今、ピート・ドハーティは貴重な存在であり、
それゆえ彼にまとわり着くパパラッチは本当にすごいようで、この私生活の混乱はピートにとって「生死に関わるストレス」のようです。
パパラッチのみなさん、どうか彼の才能を食いつぶすようなことはしないでください!
じゃないと、これからもギターで殴りかかったりしますからね!
ピートのドラッグ問題などで空中分解のように消えてしまったリバティーンズは
本当にすばらしいバンドだったし、もし、続いていたならば・・・と考えるだけでワクワクします。
ジョンとポールと比べてしまうのはおこがましいかもしれないけれど、
リバティーンズ時代を振り返ると、ピートとカールの二人は特別なんだと思います。
おじちゃ~ん、そろそろ気合入れてみない?
ピート・ドハーティのような人がゴロゴロいた6,70年代はどんな感じだったのでしょう。
70年のワイト島ライブを振り返るピート・タウンゼントの話を聞いても、
荒々しく激しい時代だったんだと感心しました。
タイムスリップして体感してみたいです。でも、ちょっと怖いかなぁ。。。
今も活躍している大御所の方々は逞しくてあたりまえ。なんせ、生き抜いた方々なのだから。
そういえば、2003年の事件で殺人容疑者となったフィル・スペクターの裁判が
テレビで公開されるとか!
音の魔術師が・・・。なんだかとても悲しいです。
蟹道楽さんも言われていたように、フィル・スペクターしかり、キース・ムーンしかり
数々の天才アーティストが歩んだように、『紙一重』的なものは逃れられないのでしょうか。
天才と言われる人たちは、凡人の私がもっているような、生きていくための安全装置が
ついていないか、作動しないか、のような感じに思えます。
その分、自由だけれど、大事故を起こすことが多々あるという・・・。
それでも、だからこそ眩しいほどの輝きがあるんだと思います。
リバティーンズ時代のMusic When The Lights Go Outは大好きな曲のひとつです。
(↑アコースティックバージョン。原曲とはちょっと違います。)
どうか、ピート・ドハーティがこれからもすばらしい詩と曲を書き続けることができますように!
なるほど、ロックミュージシャンの鏡ですか。
昔はこのようなミュージシャンって結構いました。
しかし、現在ほどROCKも市民権を得ておりませんでしたので、あまりマスコミも騒がなかったのでしょうね。
以前のmoonさんのブログでピート・ドハーティの映像を観ましたが心に響きました。
今回、紹介されている曲も実にいい曲ですね。
youtubeでリバティーンズ時代の物も見ましたが、”こういうROCKが受け入れられている事”を嬉しく思いました。
(しかし、曲の雰囲気からは、ドラッグのイメージがわきませんが・・・)
やはり、このようなミュージシャンは一般人には見えないものが見えてしまうのでしょうね。
このような才能のあるミュージシャンはお兄様のおっしゃる”ロックミュージシャンの鏡”のような最期には、なってほしくないものです。
しかし、フィル・スペクターは・・・信じたくないものです。
by 蟹道楽 (2007-02-14 01:10)
そうね。昔は普通に居たね。
今は一般人のほうが破天荒かもね。
by ノーバッド (2007-02-14 19:34)
蟹道楽さん☆
>セッションをすると言って廃墟のビルの一室で2本しか弦の張ってないベースを弾いていたそうです。
ジャコ・パトリアスの最期はなんだか映画のようですね。
本当に胸が痛みます。
この後、見事に復活するなんていう物語だったらよかったのに。。。
ピート・ドハーティにはがんばってほしいです。
by moon (2007-02-15 12:12)
ノーバットさん☆
確かに今の一般人が急にキレるほうが危険ですね。
『時代』のせいなのでしょうか???
なんだかな~、と思ってしまいます。
by moon (2007-02-15 12:16)
今の食生活に問題が多いように
思ってしまいます。
ドラック以上に怖いものもあるように
感じます/
by megumi (2007-02-16 13:39)
megumiさん☆
おっしゃるとおり、添加物の怖さって見えないです。
私たちの体をつくってくれる食品に無頓着すぎるような気がします。
真剣に考えないとですね。
by moon (2007-02-20 14:02)
はじめまして、megumiさんのお友達です。
食は怖いですよね。精神の崩壊は砂糖だと
聴いた事があります。
これからもよろしく御願いします.
by jin-yuma (2007-02-22 09:34)
jin-yumaさん☆
コメントありがとうございます♪
口に入るものって、味覚のみを頼りにしがちですけど、
本当はもっと考えないといけないことなんですね。
こちらこそ、よろしくお願いします。
by moon (2007-02-22 20:27)